トールペイント
北澤 祐美 (Yumi Kitazawa)
現代手工芸作家協会 常任理事、会計
アップルシード講師
淑徳大学サテライト教室講師
30年前にトールペイントに出会い 魅せられて、日本にはまだ先生も数少ないなか、アメリカから帰られた 高橋弓子先生(前 協会特別理事)の作品に出会い、それ以来先生の教室で学び、トールペイントの様々な技法、文化、歴史等を学びながら、私自身 講師への道を歩むことになりました。
<トールペイントとは>
トールペイントの歴史は古く、ヨーロッパの人々がトール(ブリキ)に簡単に絵付をしたのが始まりです。 その伝統芸能をもってヨーロッパの移民達がアメリカ大陸にやって来て、アメリカの生活や歴史・風土に絡みあいながら、木材、
家具、陶器、布などにペインティングするようになりました。そしてトールペイントとして広く人々に馴まれるようになり、図案化やアクリル絵の具の開発により、皆に愛される様になりました。
<作成工程>
1.素材の下地をきれいに整える(サンドペーパー・下地用シーラー等)
2.下地のベースの色を塗り、二度ほど塗りを繰り返すかわいてから耐水ペーパー(紙やすり)をかけ、表面を平にして再度ベースの色を塗る
3.図案をトレーシングペーパーに写し、本体にチャコペーパーをひいて、トレーシングペーパーの図案をなぞる
4.図案の上に絵の具を指示どおりに描いていく
5.描き終えたらよくかわかし、水性のアクリルニスをかわかしながら、二度ほど塗る
<北澤 祐美 作品>
「キャディバッグ」
(平筆バラ)
「かざり棚」
(ヒンダーローペン技法)
「丸台ターンテーブル」
(アッセンデルフト技法)
「板絵」
(ジョソーニア・ジャンセン技法)
「ミニ机」
(スコッティ技法)